留学をして自分を変える

大学の4年間+αをイギリスに留学して過ごした友人がいます。
中学生からの友人で、もう15年を超える付き合いが続いています。
中学の頃から高校までは特に目立つタイプでもなく、まさか彼女がイギリスに留学するなんて思ってもみませんでした。
英語が得意なわけでもなく、どちらかと言えば勉強は苦手なタイプで、一緒に演劇部で楽しく過ごしていました。
彼女がイギリスへの留学を決めたのは、映画が好きであることとと、演劇部で始めた演技を大学でも勉強してみたいから、と、日本でもかなうような理由だったと覚えています。
彼女は日本の大学にも合格していましたが、語学留学から半年大学への編入を果たして、4年間+数ヶ月、イギリスのウィンチェスターというところに留学をして、シアターアーツの勉強をしました。
当初、1年間くらいでしょうか、彼女から来るメールにはいつも、「英語がうまく話せず、うまくコミュニケーションできない」「日本に帰りたい」という弱音ばかりが書かれていました。
しかし遠い海の先にいる彼女に、私は何もしてあげることができず、「がんばって」「無理しないで」とメールを返信するだけでした。
しかし、2年間ほど過ぎた頃、彼女からのメールの内容が変わり始めました。
「話し始めてみたら、少しずつ通じるようになった」「日本人ではない友達が増えてきた」と、前向きに暮らしていることが伝わるものが多くなりました。
後から聞いたところ、ちょうどその頃に、日本人だけでまとまっている輪から外れることにして、イギリス人の友人を作ることにがんばったのだと言うことでした。
日本人のコミュニティは、とても楽だったそうですが、留学中にはたと、「イギリスまで来て、なぜ私は日本語を話しているんだろう」と気づいた、というのです。
また、その日本人のコミュニティは女性が多く、その小さい輪で全ての事が始まり終わるということに、気持ちが滅入ってしまった、とも言っていました。
そのような自分の気持ちに気づき、少しずつイギリス人の友達を作っていくうちに、逆に日本人で集まっているコミュニティからは遠のいていったそうです。
そうすると、一気に英語も上達し、いろいろなことにチャレンジしたいという気持ちが芽生え、その通りに彼女は夢を一つ一つ叶えていきました。
イギリスに留学中に、あこがれだったティム・バートン監督にもお会いすることができたと自慢をしていたくらいです。
留学が終わって日本に帰ってきてから、一緒に今度はアメリカに旅行に行きましたが、以前の彼女とは違って、積極的に物事を進めてくれて、私は彼女が大きく成長したことを感じました。
現在彼女は日本に帰ってきて、お芝居の世界ではないですが、ウェディング・プランナーとして日々仕事に追われています。英語を話す機会はあまりないそうですが、彼女が留学して得たいろいろな経験が、今の彼女の仕事にさらにプラスに働いていると感じています。

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